トレードのテクニカル判断

基本理念

トレーディングのコアとなる売買判断のベースを、棚卸していくページ

・順張りメイン、資金効率重視、頭と尻尾をくれてやる
短期のトレーディングの王道は、この3軸をぶらさないことで完成する。自分のせっかちな性格とも噛み合う可能性が一番高そう。

・僅差が大差
哲学でも同じ言葉を入れた。それくらい大切で、意識していきたい。最後にものを言うのが、都度のノイズを取り除いても確実に残る芯を喰った身の部分だけを頂く、というスキルが身についているのかどうか。つまり、ノイズに左右されているうちは、僅差で勝ったり負けたりしているように感じるが、実力としては大きな隔たりがあると認識すること。

・保有日数1日当たり3%以上取れている銘柄は大勝ち
大きく取れている銘柄(20%以上)でも、保有日数に直すと割と『そんなもんか』みたいな数字だったりする。スインガーだからある程度大きく取る必要がある、という意識があったが、いわゆる急騰は確実に利確出来るようにしておきたい。

・資金余力は全ての活力
折角夜遅くまで取り組んでも、明日エントリーできる余力がなかったらもったいない。だから分析のテンションも下がる。基本スイングでもなるべく短期で回す。毎日新鮮な銘柄は変わる。1つ1つの勝負を丁寧にこなしつつ、資金余力の優先度を無視しない。

・10-20%の利確をどれだけ最速で達成できるかという基準
IPO、仕手株、S高張り付きなど例外はあれど、基本は短期に上昇したら勝ちを確定させる

・上で出来高増加は売り、下で出来高増加は買い
2日連続、3日連続となるほど、この精度は上昇する。まだまだ上がるとか、まだまだ下がりそうとか、チャートだけ見て判断しないこと。

・上昇トレンドが反転したあとの下落トレンドの戻り目狙いは『要重畳条件』
安値を拾うので心理的負担は少ないが、難易度が高く期待値が実はあまり高くない。(急落のリバは全く別)。寄って、フィボと移動平均線か意識される横のラインのいずれか1つではなくて、重畳条件を満たしている場合のみに絞ってエントリーすべし。

・25本線が75本線を抜けるGC後の押目の25本線付近はスイングの絶好のインポイント
当該GCが発生で上昇トレンド入りと判断も、GC発生時には日足で過熱気味であることが多いので、そこから25本線まで押したタイミングを狙うという形(ただし急騰期間が長く、25本線まで落ちることなく高値で出来高が増加してしまっている場合は、25本線下抜けリスクが大きいのでそこは総合判断するべし)

・その日の日足が陽線か陰線かで、日足チャートの善し悪しが分かれる日に強い板/強い日中足は買い、弱い板/弱い日中足は売り
日中足が確定する前に判断をしないと、傷は大きく、利益は小さくなってしまう。なので、今日陽線だったら、今日陰線だったら、日足チャートとしての善し悪しがどうなるのかを先回りして考えておく。

・好悪材料まとめで翌日のインをする場合
①業績寄与が明らかにある材料で、かつ、ちゃんと詳細を読まないと分からない場合
⇒寄りからの上昇率に大きな期待値あり
②低時価で、直近1-2ヶ月以内で出来高急増の上ひげの日足がある場合
⇒仕手株的な値動きに期待値あり

・高値横横からのV字は日足で強力な買いシグナル
少々のGUでも気付いた時点でエントリーする価値がある。出来高が増加して、絶対的な資金量も多ければなお確度が高い。

・IPOの狙い目は即金規制翌日の寄り
買われる理由のある銘柄が、初日値つかずの翌日即金規制で崩れた場合、その翌日で信用組が参加してくる日は強いことが多い。即金規制日に崩れていなくても、即金規制日に割とすぐ寄っていて、信用解禁日にGUが小さければこれも期待値あり。

・理由の弱い4倍値幅下落日はリバ取りチャンスも、大陽線以外は持ち越さない
この日に強いのは信用投げ売りによる短期的な需給好転、4倍値幅による板のブースト、デイトレーダー勢を含めた注目度の高まりによる。よって、大陽線以外は持ち越すと分が悪い。特に、夜間PTSがたいして下げずだった場合要注意。

・売禁後のS高剥がれは即売、売禁時の高値までの翌日上昇期待値は高い
売禁が発動しても剥がれなければ、そのまま踏み上げる可能性が高いが、剥がれてしまったら上昇余地はないので即エグジットする。大引け後の売禁で、翌日寄った場合も同様。売禁発動タイミングでつけた高値までは、残っている売りポジションの燃料期待で、上昇する可能性が十分あるので、2日目まではエントリータイミングをうかがう(前日上ひげ食い)。

・小型貸借のS高張り付き推移は、剥がれたら終わりの局面で逆指し利確を確実に
例えば急騰1日目のS高付近でエントリー、2日目大陽線でS高、3日目張り付きS高となった場合に、どんなに圧倒的な張り付きでも、剥がれたら逆指値で利確出来るようにしておくこと。このパターンは投資家生活で今後も何度も出てくるし、エントリーもするはず。

・どんな時間軸でも三角持ち合い下抜けは即エグジット
マスト。これが出来ないと中々収支がプラスで安定しない。確かにそれから上昇することもあるが、そしたらまた入ればいい。三角持ち合いを下抜けて、だらだら下げて、上げても持ち合っていたところが精々みたいのがリードケース。

・損切りにたられば無し、重要なラインを割ったら持たない
テクニカル的に素直に上昇すると思ってエントリーするわけだから、重要なラインだと思っているものは損切りラインとして問題ない。直近のラインをスルーしたいなら、2つめのラインでの損切りに耐えられる枚数に減らす。

・日足3本陽線が出たら利確(寄らずS高とかは除く)
利益として十分なので、売上がるという意味と結局5本線割るのを待ってからエグジットするよりも、トータルで資金効率がよい。

・5日線、25日線、75日線にはライフがあり、1回反発でライフ1消費、反発後直近高値更新でライフ1回復。ライフゼロでは反発しない方が多い(かも)
上昇後、どのラインも1回目のタッチ付近での反発は期待値が高い。ただし反発することでライフが1⇒0に減る。その後直近高値を明確に抜けたら、ラインのライフは0⇒1に回復する。直近高値を抜けずに再度前回反発のライン付近に来ても、ライフが0のままなので反発しない。ライフが残っている次のラインまで落ちていく。

・急騰銘柄の思惑関係なしの急落のリバは積極的に狙う
特に寄らずS安2発からの4倍値幅は特に。ただし、明らかなオーバーバリュエーションが発生している銘柄は、上値が死ぬほど重いことを意識して大幅安からの一時的な反発のみ狙うこと。

・バイオとゲーセクの急落は無理してリバ取りしない
底なしとなる可能性が高いので、ボラはあれど場が見れない状態で戦うには分が悪い。

・バイオとゲーセクは思惑のみとる
結果が良かろうが、悪かろうが思惑が過ぎ去った場合の期待値が低すぎる。10回やれば1回くらい2-3回S高くらいは取れるかもしれないが、期待値はマイナス。

・買われる理由が多数あるIPO銘柄の初値高すぎケースのエントリーポイント
1日目値つかず、2日目即金規制で大陰線、3日目GD~続き足程度の気配なら期待値が高いので必ずエントリーすること。寄り付き前の板がみられるなら、気配値から10本分の売り板と、10本分の買い板の強さを重視して強ければ急騰のポテンシャルあり。

・板はアンダー/オーバーの総量+直近気配の±10本分の状態を重視
例えば、1000円の気配に対して、アンダー10万、オーバー15万であっても、売り板10本目が1150円、買い板10本目が970円みたいなケースは明らかに強い板となる。GDスタートとの組み合わせだったりすると鉄板の寄りイン案件となる。

・仕手株の横横からの急騰は、最後に直近安値を割ることが多い
少しでも逆指値ポジションを整理して、需給好転直後に上げる方が合理的だから。この最後の刈り取りに引っ掛からないようにするように気を付ける。

・S高1発分からは押し目を待たない。S高2発分以上している場合は、飛び乗らない
高値買いが許される大まかな基準として持っておくこと。逆に考えれば、S高1発分くらいでエントリーしたら、S高2発目以降売上がること。

・需給を重要視する
何も常に踏み上げを意識するというわけではない。①保有している人が含み益で、そこまで利確を急ぐほどでもない程度、②買いたい人が置いて行かれている、③明らかに含み損の空売りポジションが多く売り増し出来るほど株在庫がないの3パターンが好需給状態の代表

・1銘柄に分割エントリー/エグジットはしない
あくまで私にとって合わなかったので、私のトレードの方法として分割エントリー/部分利確をしないとした。負け方のバリエーションはあまりないが、勝ち方のバリエーションは多数なので、やってみて合わなかったら思い切って捨てる。

・強い銘柄の第2波狙いの押目は20-35%くらいを狙う
実際の狙うポイントは銘柄やチャートによる

・GCが強い理由
5本線の上でありつつ、25本線までの距離が小さいのでリスクも限定的と思われるポイントだから。ただ、直近の相場が強すぎたりすると、25本線まで落ちてきたころには売圧の方が強かったりするので、これも状況判断が必要。あくまでベースの考え方として。

・日足ベースの直近高値というのかシコリポイントでは反落する前提でトレードする
抜ける場合ももちろんある。が、一気に抜けることは珍しい。7割くらいは抜けることなく反落する。残り3割も横横を挟むケースの方が多い。だから、短期トレーディングの正解は、そこまで上昇したら利確だ。逆に、シコリポイントが近い位置でのRRは良くないので、無理に理由をつけてエントリーしない。

・業績を無視した急騰が日足ベースで継続するのは低時価総額銘柄
300-500億もあると、分類によっては小型株だがそこから1000億を狙いに行けるのかという目線で考えると、業績が伴わないと無理なので、持続性のある上昇とはならない。一方、50億程度の銘柄であれば、とりあえず将来見込みで200-300億程度を目指すことは現実的にあり得る。

・低時価過ぎる銘柄は1日すら持たないケースも多い
15億程度だったりすると、短期急騰でも相場1日目で上ひげで終わりというケースも多い。本当の優良銘柄や優良銘柄になると思われている銘柄が、50億を割っていることはほぼない。ただし、貸借銘柄で売買代金がついている場合は例外。

・日足でボラが小さくなっている状態で、安値切り下げたらエグジット
浅い押目で上昇することもある。ただこのままだらだら下げになると、資金拘束×評価損益減でトータルマイナス。

・IPOラッシュのタイミングは資金余力多めに
IPO間でも資金がばらけるし、グロースやハイボラ銘柄からも資金が抜ける。仕手株の下がったところを仕込むフェーズとするか、IPOの2日目以降のチャンスを狙い撃てるような体制で臨む方がトータルプラス。

・決算を跨がない、業績期待は勿論、仕手株でも需給相場でも全て跨がない。
決算直前に『漏れ』を自身で検知した場合を除きも含め、決算を跨ぐことはしない。好決算期待上げを狙うのはあり。ただし、跨がない。

・基本的に空売りしない
どうしてもしたい場合は時価総額1000億円以上、バイオとゲーセクは避ける、低PBRは避ける、流動性の低いものは避けるなど、最低限のことを死守すること。一撃で死ねるので気をつける。

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